ジョーティシャ(インド占星術)の知っておいて役に立つ講座《基礎知識②》【東池袋・大塚】
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太陽(Sy・スーリヤ)以外のグラハ(惑星)は、ご存知の通り、自ら光を放つことはありませんので、
別のところから発せられる光をつかみます。太陽系の惑星だから、もちろん太陽からの光をつかんでいます。
私たちから見える惑星たちは、太陽の光を反射している姿を見ているわけですが、
この、私たちの生まれた場所から見えた、天体のラシ(星座)やグラハ(惑星)の配置が、
私の姿や人生そのものの映し鏡のようであるということなんです。
グラハという言葉の中には「あなたの中に働くもの」という意味があります。
普通、西洋やインドを問わず、占星術を勉強している人々にとっては、
土星・シャニ(Sa)は病気や不幸をもたらす凶星である。
と理解し、恐怖と共に忌み嫌うものと思っている人々がいます。
「土星の影響で、私は○○の病気になった」
と、言っている人が本当にいるんです。
これを、長年勉強してきた占星術家でも本気で言っている人がいるそうですが、
今、この業界でも抱えている問題というのは
「誰かの、他人のせいにすることで、自分を正当化する思考」
が、このような理論を言っているということに他ならないということ。
違いますよ。
天体に書かれているラシ・グラハの配置は、その事象を見るための立体的な映し鏡、因果関係を読み解くためのカギにもなりうるものですよ。
と、伝えてあげたいものです。
火星(マンガラ・Ma)も、破壊をもたらしたり、暴走させたり、焦りやストレスをもたらしたりと、結構マイナスの意味で言われていることがあります。
シャニのせいで、マンガラのせいで・・。
シャニは「今あなたの体の○○に赤信号がきていますよ。」と、
マンガラは「今あなたは○○に焦っていますよね?この勢いでいくと事故を起こしますよ?」
と、教えてくれている、親切な星々なのです。
グラハ(惑星)から悪い電波が飛んできて、その影響で私が悪くなる、不幸をもたらすというものではなく、
私も宇宙も一体であり、星々はあなたの状態を視覚でわかるように教えてくれるものである。
人と宇宙は一体である、と教えてくれているのです。
〜 次回に続く 〜
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