ジョーティシャ(インド占星術)講座《基礎知識⑥》ヴィシュヌ・ブラフマー・シヴァの意味【東池袋・大塚】
【インド哲学・ヴェーダ哲学のエッセンスが詰まった当たる占い、インド占星術により、仕事・人間関係・ご家庭の不安を解消するカウンセリング・コンサルティング・コーチングを承っております】
【神々についての考え方】
ジョーティシャでは人間と宇宙は一体であると考えます。
西洋でも、インドでも、占星術をやっている人のなかに
「土星からよくない電波が飛んでくる」とか、「火星の影響を○○で防ぐ」と言うような、別の何かの攻撃を防ぐ、災難を防ぐみたいにモノとして考える方が少なくありません。
しかし、こちらのブログでもご説明してありますとおり、
それは、あなたの心や存在の映し鏡なのです。
私のからだの状態や、心の動きの状態を映し出しているから、土星が悪者ではなく、あなたの弱点や病気を教えてくれている機能的なすがたであると、知っていただきたいのです。
宇宙を神の存在とするならば、あなたの中にも対として神の存在がおり、私の中にも神の存在はいます。
神は別々のものやヒトなんかではなく、意識と世界を繋ぐ役割のようなもの、とでも言うべきでしょうか。別格(別次元)の存在として扱う対象ではありません。
ですから、「神なんていない」と言う人は、「目に見えない、五感で知覚できないからそう言っている」と言う視点では間違ってはいませんし、
「神はあらゆるところに存在する」と言う人たちも「自然現象を畏敬している、空間や動物、鉱物も全て敬っている」と言う意味で間違ってはいません。
神は存在する派と神は存在しない派は、その人たちの視点が違うと言うことだけを理解していただければ、争う必要はないですよね。
ジョーティシャ(インド占星術)で登場する神々に「ヴィシュヌ、ブラフマー、シヴァ」と言った三大有名人みたいな存在がいます。
これらも、哲学的に理解をすれば「維持、創造、破壊」といった現象を抽象化、わかりやすくイメージ化した象徴、役割であり、「食べる、消化する(熱に変える)、排泄する」といった生理現象、プラーナのような仕組みを理解するための表現であると考えると、わかりやすいと思います。
宇宙の天体の動きは、私たちの存在、生き方すべてと連動している。
なぜならば、時間が動いているのは、昔は天体の星々を見て数えていたから。
遥か昔、時計なんてものはありませんでした。
どうやって時の流れを見ていたか。
日中は影の向きや大きさで、太陽の動きを見ていました。
夜は、月や惑星、恒星の星々の動きで、時の流れを見ていました。
すべてのあらゆる空間の移動、変化で、人々は時間の情報を得ていたのです。
ルーツを考えると、天文学がどのような役割で使われてきたか、理解できますよね。
ジョーティシャというところの「光の知識」という意味は、
「自分を知り、気づきを得て、もう一度その光と一体化すること。」
その境地に至るまでの導きのプロセス、一筋の光を表しています。