ジョーティシャ(インド占星術)講座《基礎知識⑧》3つの性質(サットヴァ・ラジャス・タマス)【東池袋・大塚】

2020/03/23 ブログ
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【サットヴァ・ラジャス・タマスの三性質】

 

サットヴァは純質・ラジャスは激質・タマスは暗質と、ご存知の方は多いと思います。

 

しかし、この3性質に分かれる、いや、この3性質が生まれる前は、みんなすべて1つであったことはご存知でしょうか。

 

サットヴァ・ラジャス・タマスもそれぞれ「意識」から出てきました。

 

唐突に、

「あなたは誰ですか?」

と、聞かれたとしましょう。

 

「私は○○です。」

と答えました。

 

「それを証明するものは何ですか?」

と、日常生活ではあまり聞かれることはないと思いますが笑

 

身分証明書を出す、ことになりますね。健康保険証や、免許証といったところでしょうか。

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この、今のくだりで、すでにサットヴァ・ラジャス・タマスが出てきたことはわかりましたか?

 

「相手を知りたい」という興味・思考はサットヴァ。

「相手に(口・言葉で)尋ねる。」行為はラジャス。

 

「身分証(つまり相手の姿かたち)」はタマスということです。

 

サットヴァは純粋に「知りたい」と思うこと

ラジャスは行為器官(手や口、足)を動かします。

何のために?→知るためにですね。

 

そして、たどり着いた先の見たもの、受け取ったものはタマスとなります。タマスは「そう見えるもの、見られるもの」です。

 

これらを一般的に解釈すると、

サットヴァは知性であり、ラジャスは運動(行為)であり、タマスは物質・固体(動かないもの)になります。

 

これは、睡眠から目覚める過程にも、当てはまります。

 

目が覚める・思考が動く→サットヴァ

「あ、目が覚めた!腰が痛い!」と気づく→ラジャス

次に目に入るもの、鏡で見た私、→全てタマス

 

私たちの行動は、

認識する(知る・知りたい)→実践する(動く)→作用する(結果・タマス)

 

この3段階を常に繰り返していることを知るための知識と言えます。サットヴァ・ラジャス・タマスで人は生きています。

 

この性質を「グナ」といいます。

 

グナは一般的に「性質」や「要素」と訳されていることが多いのですが、(実際私もそういう認識だったのですが)、

 

元々のサンスクリット語の意味は「ロープ」という意味だそうです。

つまり、意識や魂と訳される「アートマ」が、その3つによって「縛られる・自由が奪われるもの」という意味なんだそうです。

 

この世界のあらゆるものをみるためには、3つのグナがなければ認識できない法則にはなりますが、その法則によって、意識の自由が奪われている、という説明は、いかにも哲学らしい表現ですよね。

 

知覚可能な世界の限界こそが、ジョーティシャの限界とも言えることはわかります。

 

言い換えれば、「見えない思考の世界」は、ジョーティシャで全てが決まらない、という意味も示しています。

 

見えるものに限りはありますが、見えない思考の世界には可能性があります。例えるなら、大金持ちで不幸な人と、低所得であるにもかかわらず、幸福な人の違いはここに出るのでしょう。

 

〜次へ続く〜


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